TREATMENT
東洋医学的治療
こんなお悩みをお持ちの飼い主様へ
- 元気がなさそうだが、検査結果は「異常なし」だった…
- 薬を飲むと良くなるけれど、やめるとまた症状が再発する…
- 体の負担を考えると、薬に頼りすぎた治療は控えたい…
- 高齢のため強い薬や手術が心配だ…
東洋医学を取り入れることで、苦痛を与えることなく、
最後までフォローできるオーダーメイドの治療をご提案いたします。
鍼灸治療
鍼灸治療の効果
鍼治療は東洋医学的治療の中の一つの方法です。
動物の体にも人でわかっているような気の流れる道と言われる「経絡」があり、その線上には各臓器の反応点である「経穴(ツボ)」があります。病は経絡上の気の流れが滞った状態とみて、その治療は気の滞った経穴に鍼を刺すことで気の滞りを改称し、関連臓器の改善を図るというものです。
我々の目には見えない「気」という存在を前提としての理論です。現在のところ「気」の存在は証明されていませんが、現在の科学で証明できないからと言ってその存在を否定するべきでは無いでしょう。しかし、西洋医学的に経穴(ツボ)刺激の効果は説明できる場合があります。
ちょっと専門的になりますが「関連痛」という一例があります。これは異常が内臓にあるにもかかわらず体表面に痛みを感じるというものです。これは内臓からの侵害性求心性線維と皮膚の侵害性求心性線維が脊髄後角で同じ上行性ニューロンに収束されるので、内臓の痛みを皮膚の痛みと勘違いしてしまう現象です。すべての臓器、器官は中枢からの神経と関わっているわけですから、鍼刺激と各臓器・器官の反応は、神経理論でかなりの部分を説明できそうです。また、鍼や灸は自然治癒力をたかめると言われます。針や灸を皮膚に施すということは、皮膚に侵襲性刺激やストレスを与えることになります、体はそれを治そうとして血管を開いて血行を良くしたり、脳内モルヒネを分泌して痛みに対処するわけです。薬を使わずに生体本来が持っている自然治癒能力を利用しているわけです。
東洋医学は経験医学です。経穴(ツボ)はとてつもなく長い年月をもって経験的に効果のあるポイントとして確認されてきたわけですから、確かに効果はあるのです。そこで西洋医学的に効果を理解することで、針や灸を受ける側でも、より安心して治療をお受け頂けると思います。
鍼灸治療の目的
鍼や灸を使用してツボ(経穴)を刺激し、それに関連した臓器、器官の改善をもたらすこと目的とします。もっと東洋医学的に言えば気の滞りが病気をもたらす訳ですから、鍼灸によって気の流れを改善させることが治癒につながると考えます。それは西洋医学的にも理解は可能です。施鍼・施灸することで周辺の神経を刺激し、その神経反射で関連臓器・器官を反応させると考えれば良いと思います。西洋医学的手法では原因を究明し、排除することで治そうとしますが、東洋医学的手法ではあくまで自然治癒力を高め、治癒をバックアップすることに専念されます。
鍼灸治療をすすめる症状
- 高齢動物で、QOLの改善したい・・
- 手術後のリハビリテーションを行いたい・・
- 椎間板ヘルニア、関節炎がある・・
- 末期がん等で、症状の緩和の方法を探している・・
鍼灸治療のご案内
鍼灸治療をご検討の方へ
- 鍼灸処置は、原則14:00-16:00の間に行います。それ以外の時間帯をご希望の場合は、ご相談ください。
- 完全予約制ですので、必ず事前にご予約をお願いいたします。鍼灸処置の時間帯は、他にも手術や往診などを行っておりますので、ご希望の日時にご予約をお取りできない場合もございます。ご了承ください。
- 初診の方で鍼灸治療をご希望の場合は、事前に診察を受けていただいております。
レーザー治療
レーザー治療の目的
レーザー光線による治療といえば物理的なものを想像されると思いますが、鍼灸治療に使われるのは低出力レーザー光です。照射によって光は組織内部へ浸透し、血管を拡張させたり、温めたりする効果があるので痛みの改善が見込めます。また細胞レベルではミトコンドリアを刺激するので細胞新生を促しますから、傷の治りを早める効果があります。鍼灸の治療に使う場合は鍼灸刺激と同様に考え、ツボに照射し、鍼灸の刺激の代わりに光線のパワーを使うわけです。効果は同様と考えます。鍼による刺痛やお灸の熱さや熱傷の心配もありせんから、鍼灸を使いずらい部位への刺激としては効果があります。
レーザー治療をすすめる症状
- 手術後の傷口の治りが不安・・・
- 欠損の範囲が広い部位で組織再生を促したい・・・
- 末端部の血行を促したい・・・
- 性格的に鍼灸が使えないので困る・・・
レーザー治療のご案内
レーザー治療をご検討の方へ
- レーザー処置は、原則14:00-16:00の間に行います。それ以外の時間帯をご希望の場合は、ご相談ください。
- 完全予約制ですので、必ず事前にご予約をお願いいたします。鍼灸処置の時間帯は、他にも手術や往診などを行っておりますので、ご希望の日時にご予約をお取りできない場合もございます。ご了承ください。
- 初診の方で鍼灸治療をご希望の場合は、事前に診察を受けていただいております。
漢方治療
漢方治療の目的
漢方とは元々は中国から伝わりましたが、日本で発展した伝統医学です。西洋薬は科学的に合成したものが殆どですが、漢方薬は生薬の組み合わせで出来ています。漢方薬の処方の際には、症状というよりもその状態を重視します。漢方的には病気は「気・血・水」のバランスの崩れてい る状態を意味しますから、患者の体質や病気の状態、環境などを考えて判断します。それを「証 をみる」と言います。そこでは虚なのか実なのか、寒なのか熱なのかを見極め、足すのか引くの かを考えるわけです。本当に奥深いですね。実際のところ、思ったよりも即効性が期待できます し、バランスが取れているので行き過ぎた反応がないのが利点です。とか苦い薬のイメージです が、内服しやすい工夫もできます。
漢方治療をすすめる症状
- なんとなく元気がないけれど、検査をしても異常がない(不定愁訴)・・・
- 薬の副作用が心配・・・
- 薬を使うと良くなるけど、やめるとまた再発する・・・
- できるだけステロイドを使いたくない・・・